基本的な商品というのは、時代の変遷や淘汰に十分耐えられるものを指すのであって、質のよくないものや、庶民の需要に合致ない商品は、いずれ消えていく運命にあるからだ。それを避けたければ、自ら高品質なレベルを追求していくことになり、結果的に自社だけではなく、業界全体の繁栄につながるのは、駐車場ビジネスの世界だけではない。だからこそ、二番手、三番手の出現は、逆の意味で歓迎すべきものととらえられよう。それが競争原理の働く、正しいあり方である。ある面、専門家は、こうした二番手、三番手が成長してきてくれることを待っている。先行の受益は享受するが、それだけでは、業界としての繁栄はない。ましてや、一社だけで産業化への道をつくるのは不可能だから、同業他社が躍進するのは、Tジャンルとしてこれをとらえた場合、競合かつ相乗効果として受けとめられよう。大手資本の参入についても、同様の考え方がとられる。とはいえ、備えはしなければならない。独占先行企業だけに、その責任は大きい。道筋をつけたという点では、すでに一種の社会的責任を負う立場にある。「タイムズ・パーキングは二万台が上限」とするのも、目先の需要だけに引かれ、同業他社の後追いに呼応する形で、三万、四万とつくっていけば、対象とする用地、駐車場がなくなった時、一気に下降することを読んだうえでのことである。後発が猛追パターンになれば当然、用地の奪い合いになるだろう。先行のメソツだげで、これを押さえていくような愚を犯せば、共倒れは必至なのだ。
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