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「日本固有の医学」の最大の弱点

東洋医学は本来、実験的研究に依存しない体系だといっていいでしょう。鴎外は研究(フォルシュング)を欠いていること、したがって彼のいう厳密な医学でないことを「日本固有の医学」の最大の弱点と見なしたようです。東洋医学は動物実験をほとんど顧みない点で「科学的」ではないかわりに、人間からの直接情報(それもほとんど五官だけに頼った、静的な情報ですが)に全面的によりかかっている占一では「人間的」な、あまりに「人
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「学」と「芸」の間に明確な仕切り

昭和のうたの分裂構造(赤とんぼ)のほか(ペチカ)や(からたちの花)を作曲した山田耕筰が、ヨナ抜きを一種の踏み台としてJ(和)からE(洋)へ舞い上がろうとしているのに対して、♪「雨降りお月さん雲のかげ」や♪「てんてんてんまり……」の中山晋平はEの要素をJに沈めるうたに力量を発揮しました。洋に舞うのか、和に引き込むのがこの綱引きはきたるべき昭和の時代全体を通して続いていくことになります。日本で最初の洋
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職場進出は大きく抑制された

日本は社会保障費の合理化を目的とする福祉の見直しを始めたのである。「日本型福祉社会」とは、一言でいえば、本来、国が担うべき福祉の多くを、個人の自助努力と家族の機能の強化に委ねる社会保障制度の設計思想である。つまり、福祉に関するさまざまな問題を、公的な保障によってではなく、家族によって解決することを目指すものである。家族の機能といっても、その主な担い手は女性、とりわけ妻であった。こうして、企業で集中
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自覚のないかくれ肥満の危険

肥満の治療は同時に、成人病の予防と治療でもあります。しかし、自分の肥満に気づいていなければ、スタート地点にも立てません。ましてや、標準体重以下の人で、自分の肥満度を気にする人がどれほどいるでしょうか。まずいないと言っていいでしょう。しかし、実際は標準体重かそれ以下でも、体脂肪率(体の中の脂肪の割合)が高く、肥満者と同じように、成人病になる危険のある人が少なくないのです。体重は標準以下でも肥満といえ
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総ヒノキ造りの和風注文建築

ここ十年間は毎晩のように机に向かい、方眼紙に設計図を描き、模型を造り、期待をさらに膨らませてきた。生まれ故郷の宮城県を立地に決めたのは、そこで余生をのんびり夫婦で過ごしたいと前々から妻が望んでいたからである。現地の知人を通じて「海を臨む景勝地にいい物件が出た」という連絡が入り、見に行くと、二人共ひと目でその場所が気に入った。土地を購入し、あとは二年後に控えた定年のスケジュールに合わせて家造りにじっ
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